新車への買い替えに伴い、古くなったトラックを専門会社へと買取りに出す場合、多くの方が走行距離数や年式、ボディなどの外観、運転席回りの汚れや臭いを気にすることが一般的です。ところが査定を受ける際にチェックポイントというものがあり、その中には足回りも含まれています。足回りは普通自動車のようにサスペンションやショック関連ではなく、ホイールとタイヤの部分が該当しています。前提としてホイールが歪んでいる場合は当然ながらマイナス査定になり、タイヤは溝の部分で検査されることが一般的です。
既にスリップサインが出ているようなタイヤの場合は交換しないと再販できないので、その部分はマイナスになることは普通のことです。このタイヤの問題でトラックの買取り額が大きく変動するのかと言えば、正解でもありますが、実際にはタイヤ1本で3万円程度と判断されることが多いので、6本のトラックであれば18万円程度のマイナス査定に落ち着くことが多い傾向にあります。マイナスになることをデメリットに感じ、買取り前に新品タイヤへと交換をすることを検討する方もいますが、実際は新品に交換をした経費は査定額では上回ることは少ないので、そのままの状態で売却をした方がお得です。事例をあげると300万円の査定額になったトラックの場合、タイヤ交換を行って新品タイヤに変えたとしても320万円になる可能性は低く、買取り会社では自社整備工場を有している場合があるので、現状のままで売却をする方法にメリットがあります。
スタッドレスタイヤの装着車は夏タイヤに履き替えを行う必要性はありますが、それ以外は敢えて作業を行う必要はありません。